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シアノタイプとは?

しあのたいぷ

シアタイプとは、鉄化合物の感光性を利用して鮮やかな青色の画像を作り出す、19世紀から続く古典写真技法です。

シアタイプ(青写真法・サイアノタイプ)とは、クエン酸鉄アンモニウムとフェリシアン化カリウムを混合した溶液を紙や布に塗布し、紫外線に当てることで青色の画像を生成する写真技法です。1842年にイギリスの科学者ジョン・ハーシェルによって発明されました。

仕組みとしては、光が当たった部分でフェロシアン化鉄(プルシアンブルー)が生成され、鮮やかな青色になります。光が当たらなかった部分は水で洗い流せるため、ネガまたは植物・物体をマスクとして使えば、白と青のコントラストで像が浮かび上がります。特別な暗室が不要で、薬品も比較的安全・安価なため、初心者にも取り組みやすい技法です。

歴史的には植物標本の記録に多く用いられ、植物学者アンナ・アトキンスが1840年代に植物の影を美しく記録した作品集は、写真を使った最初の本の一つとされています。また「blueprint(青写真)」という言葉は建築設計図の複写にこの技法が使われたことに由来します。

現代ではアート・手芸・ワークショップとして広く楽しまれており、布や木材など多様な素材への応用も行われています。

使い方・例文

葉っぱや花を紙の上に置き日光に当てると、植物の形が白く浮かび上がる作品を作れます。写真史の授業やアートワークショップで「古典技法」として紹介される代表的な技法です。

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