サルトリイバラとは?
さるとりいばら
日本の山野に自生するとげのあるつる性の植物で、丈夫な葉が柏餅などを包む材料として使われることがあります。
サルトリイバラ(猿捕茨)は、日本各地の山野や林の縁に自生するつる性の落葉低木です。茎には鋭いとげがあり、動物や人が引っかかって動けなくなることから、この名がついたといわれています。ユリ科(またはサルトリイバラ科)に分類される植物です。
初夏には黄緑色の小さな花を茎の途中にまとまって咲かせ、秋になると赤く丸い実をつけます。葉は丸みを帯びた楕円形で光沢があり、丈夫で殺菌作用もあるとされることから、古くから食べ物を包む材料として利用されてきました。特に西日本の一部地域では、柏の葉が入手しにくかったことから、端午の節句の柏餅をサルトリイバラの葉で包む風習が今も残っており、こうした餅は地域によって「いばら餅」などとも呼ばれます。
方言ではサンキライや山帰来(さんきらい)などとも呼ばれ、根茎は生薬として古くから利用されることもあります。とげのある茎とつる性の性質から、生け垣や藪の中に絡みつくように生育することが多い植物です。
秋に赤く色づく実は観賞用としても人気があり、正月飾りやリースなどの装飾に用いられることもある、身近な山野草のひとつです。
使い方・例文
西日本の一部地域では、柏餅をサルトリイバラの葉で包む風習が残っています。
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