サムドラグプタとは?
さむどらぐぷた
サムドラグプタはインドのグプタ朝第2代の王で、インド亜大陸の大部分を征服してグプタ朝の黄金時代を築いた「インドのナポレオン」とも評される君主です。
サムドラグプタ(在位:4世紀中頃)はインドのグプタ朝を興したチャンドラグプタ1世の後を継いだ王で、その征服活動によってグプタ朝をインド亜大陸最大の勢力へと発展させました。イギリスの歴史家V・A・スミスが「インドのナポレオン」と評したことで知られています。
サムドラグプタの征服事業は「アラハバード碑文」(ハリシェーナ作)に詳しく記録されています。この碑文によると、彼はガンジス川流域の北インド諸王を完全に制圧し領土に組み込む一方、南インドの諸王に対しては敗北を認めさせた後に元の地位に復帰させる懐柔政策を採りました。またアーサム(アッサム)、ネパール、パンジャブ方面の国々からも朝貢を受けたとされます。
軍事的才能だけでなく詩人・音楽家としての才能も持ち合わせていたと伝えられ、コインにヴィーナを奏でる姿が刻まれたものが現存しています。これはグプタ朝が単なる征服王朝に留まらず、芸術・学問を重んじる文化的な王朝であったことを示しています。
サムドラグプタの治世はその後のチャンドラグプタ2世の時代とともにグプタ朝黄金期の礎となり、サンスクリット文学・数学・天文学などが花開く土壌を整えました。
使い方・例文
インド古代史の授業やグプタ朝に関する解説で、サムドラグプタは征服王としての業績と芸術的素養を兼ね備えた君主として紹介されます。
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