サイラス・マコーミックとは?
さいらすまこーみっく
サイラス・マコーミック(1809〜1884年)は、実用的な機械式収穫機を発明・普及させ、アメリカ農業の機械化と産業化を推進したアメリカ人実業家・発明家です。
サイラス・ホール・マコーミック(Cyrus Hall McCormick)は、19世紀アメリカの発明家・実業家で、農業用機械式刈り取り機(リーパー)の実用化で知られます。1809年にバージニア州で生まれ、1884年に没しました。
マコーミックは父親の農場で育ち、農作業の重労働を軽減することに関心を持ちました。1831年に試作機を完成させ、1834年に特許を取得した機械式リーパーは、それまで多くの人手を要していた穀物の刈り取り作業を大幅に省力化するものでした。馬に引かせてゆっくり進むだけで、回転する刃が小麦などを切り倒す仕組みは、当時の農業に革命をもたらしました。
1847年にシカゴに工場を設立し、量産体制を整えたことで製品が全米に普及しました。彼が導入した分割払いや製品保証などの販売手法も革新的で、農民が高額な農機具を入手しやすい環境を作りました。
マコーミックの業績が農業にもたらした影響は多岐にわたります。
- 農業労働の大幅な効率化による穀物増産
- 農村から都市への労働力移動の促進
- アメリカ中西部の大規模農業の発展
- 南北戦争期における北部の食糧供給力の強化
彼の会社は後にインターナショナル・ハーベスター社(現在のCNHインダストリアルの前身)へと発展しました。農業機械化の父とも呼ばれ、アメリカ産業史に名を残しています。
使い方・例文
「マコーミックのリーパーが普及したことで、アメリカ中西部は世界有数の穀倉地帯になった」という文脈や、農業史・産業革命の解説でその名が登場します。
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