ゴルノー・シモンとは?
ごるのーしもん
フランスのヌーヴォー・ロマンを代表する作家で、1985年にノーベル文学賞を受賞したクロード・シモンのことです。
クロード・シモン(Claude Simon、1913〜2005年)は、フランスの小説家で、1985年にノーベル文学賞を受賞しました。マダガスカル(当時フランス植民地)生まれで、幼少期に父を第一次世界大戦で亡くし、南フランスで育ちました。
シモンはフランスの「ヌーヴォー・ロマン(新しい小説)」運動の中心的な担い手の一人です。ヌーヴォー・ロマンとは、1950〜60年代にフランスで起こった前衛的文学運動で、従来の物語構造・心理描写・因果関係を意図的に解体し、言語そのものの可能性を追求しました。シモンの作品は、時間の非線形な流れ、記憶の断片的な再構成、長大な一文などが特徴です。
主な作品には次のものがあります。
- 『フランドルへの道』(1960年)
- 『歴史』(1967年)
- 『アカシア』(1989年)
スペイン内戦や第二次世界大戦に従軍した自らの体験が、作品の重要な素材となっています。ノーベル賞受賞理由は「詩的なものと絵画的なものが融合した創造性」とされ、独自の文体によって記憶と歴史を小説化した功績が評価されました。
使い方・例文
「クロード・シモンの小説は、記憶が入り混じった複雑な時間構造をもつため、大学の現代文学の講義でヌーヴォー・ロマンの代表例として紹介されることが多いです。」
この用語をシェア
最終更新: