ゴットホルト・エフライム・レッシングとは?
ごっとほるとえふらいむれっしんぐ
ゴットホルト・エフライム・レッシングは、18世紀ドイツの劇作家・批評家で、ドイツ啓蒙主義文学の確立に大きく貢献した人物です。
ゴットホルト・エフライム・レッシング(Gotthold Ephraim Lessing、1729〜1781年)は、ドイツ啓蒙主義を代表する劇作家・文芸批評家・哲学者です。ザクセン地方に生まれ、ライプツィヒ大学で神学・医学などを学びながら文学活動を始めました。
レッシングはドイツ文学において複数の点で革新的な役割を果たしました。まず、当時のドイツ演劇はフランス古典主義(コルネイユやラシーヌ)の模倣に終始していましたが、レッシングはシェイクスピアを高く評価し、ドイツ独自の近代演劇の確立を主張しました。その主張は批評書『ハンブルク演劇論』(1767〜1769年)に結実しています。
代表的な戯曲作品としては以下が挙げられます。
- 『ミス・サラ・サンプソン』(1755年):ドイツ最初の市民悲劇とされる
- 『エミーリア・ガロッティ』(1772年):市民と宮廷権力の葛藤を描く
- 『賢者ナータン』(1779年):キリスト教・ユダヤ教・イスラム教の寛容を訴える啓蒙的名作
哲学・神学の面では宗教的寛容と理性を重視し、教条的な信仰を批判しました。その思想と文学活動はゲーテやシラーなど後世のドイツ古典主義にも大きな影響を与えています。
使い方・例文
ドイツ文学史・啓蒙思想の授業で必ず取り上げられます。宗教寛容をテーマにした『賢者ナータン』は現在も上演され続けています。
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