コンボルーションリバーブとは?
こんぼるーしょん りばーぶ
コンボルーションリバーブとは、実際の空間で録音した残響データ(インパルスレスポンス)を使って、本物さながらの空間的な残響をシミュレートする音響処理技術です。
コンボルーションリバーブとは、デジタル音声処理における残響エフェクトの一種で、実際の音響空間の特性を計測・記録したデータを使って、その空間にいるかのような残響を再現する技術です。「コンボルーション(畳み込み演算)」と「リバーブ(残響)」を組み合わせた名称で、音楽制作・映像音響・ゲームサウンドなど幅広い分野で使われています。
仕組みとして、まず対象となる空間(コンサートホール、教会、洞窟など)でインパルス(瞬間的な音)を発生させ、その部屋の反響を録音します。この録音データを「インパルスレスポンス(IR)」と呼び、音声処理ソフトウェア上でこのIRと元の音声データを畳み込み演算することで、あたかもその空間で録音したかのような残響が得られます。
コンボルーションリバーブの主な特徴は以下のとおりです。
- 実在する空間の自然な残響を忠実に再現できる
- IRさえあれば世界中の著名なホールや特殊空間の響きを再現可能
- パラメトリックリバーブと比較して処理負荷が高い
- IRのライブラリが多数公開・販売されており、選択肢が豊富
使い方・例文
宅録でドライ(残響のない)録音したボーカルに、カーネギーホールのインパルスレスポンスを使ったコンボルーションリバーブをかけると、本物のホールで歌ったような豊かな残響が得られます。
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