コンピテンシー教育とは?
こんぴてんしーきょういく
コンピテンシー教育とは、知識の習得だけでなく、実際の場面で発揮できる能力・態度・スキルの総合的な育成を目指す教育アプローチです。
コンピテンシー教育(能力基盤型教育)とは、学習者が「何を知っているか」よりも「何ができるか」を重視し、知識・スキル・態度・価値観を統合した実践的な能力(コンピテンシー)を育てることを目的とした教育の枠組みです。
コンピテンシーとは、特定の状況や課題に対して効果的に対応するための複合的な能力のことです。例えば「批判的思考力」「協働する力」「コミュニケーション能力」「創造性」などが代表例として挙げられます。OECD(経済協力開発機構)の「キー・コンピテンシー」や「Education 2030」プロジェクトが国際的な議論を牽引しており、日本でも学習指導要領の改訂(2017〜2018年)において「資質・能力」の三本柱として反映されています。
従来の教育との違いは、評価の軸にあります。コンピテンシー教育では、知識の暗記テストだけでなく、ルーブリック(評価基準表)やポートフォリオ、パフォーマンス課題などを用いて、実際の行動や成果で能力を評価します。
- 職業教育:業界標準の能力基準に基づいた実践的訓練
- 医学教育:診断・治療・患者対応などの場面での能力育成
- 初中等教育:資質・能力を軸にしたカリキュラム設計
社会の変化が速い現代において、特定の知識だけでなく変化への適応力や問題解決力を育てるコンピテンシー教育の重要性は増しています。
使い方・例文
「医学部のカリキュラムをコンピテンシー教育に刷新し、診察技術やチーム医療の場面を想定した実践的な評価を導入した」のように、教育改革や人材育成の文脈で使われます。
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