コム・デ・ギャルソン (川久保玲)とは?
こむでぎゃるそんかわくぼれい
川久保玲は、「コム・デ・ギャルソン」を率いてファッションの既成概念を打ち壊した日本人デザイナーで、欧米中心のモードの世界に新たな美学をもたらした革命的な存在です。
川久保玲(1942年〜)は、日本のファッションデザイナー。1969年に「コム・デ・ギャルソン(Comme des Garçons)」を設立し、1975年に東京でブランドを法人化。1981年のパリコレクションデビューで世界に衝撃を与えました。
川久保が1981年にパリで発表したコレクションは、黒を基調としたボロボロに見える衣服・非対称のシルエット・身体の一部を隠すような造形が特徴で、「乞食ルック」「広島シック」などと揶揄されながらも、ファッション界の根本的な問い直しをもたらしました。それまでの「美しさ」「女性らしさ」という基準を正面から否定するこのアプローチは、ポスト構造主義的な思想とも結びつき、知識人やアート界からも高い評価を受けました。
川久保玲の手法の特徴として以下が挙げられます。
- 身体と衣服の関係を根本から問い直す造形
- 「不完全さ」や「歪み」を意図的に取り込む美学
- コレクションごとにコンセプトを刷新する姿勢
- ドーバー・ストリート・マーケットなどの革新的な小売形式
2017年にはニューヨーク・メトロポリタン美術館コスチューム・インスティテュートで個展が開催され、生きた伝説として位置づけられています。
使い方・例文
ファッションやアートの文脈で「アバンギャルド」や「デコンストラクション」を語るとき、川久保玲とコム・デ・ギャルソンの名前は欠かせない参照点となっています。
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