ゲオルク・フォルスターとは?
げおるく・ふぉるすたー
ゲオルク・フォルスターとは、18世紀のドイツ系博物学者・旅行作家で、ジェームズ・クック船長の第2回世界周航に同行し、自然科学と啓蒙思想の普及に貢献した人物です。
ゲオルク・フォルスター(1754〜1794年)は、ポーランド生まれのドイツ系博物学者・民族誌研究者・旅行作家です。父のヨハン・ラインホルト・フォルスターとともにジェームズ・クック船長の第2回世界周航(1772〜1775年)に自然科学者として参加したことで広く知られています。
この航海でフォルスターは南太平洋の島々を訪問し、動植物の観察・採集と現地の人々との交流記録を行いました。帰国後に著した『世界周航記』は、単なる航海記録を超えた文学的・哲学的な作品として高く評価され、ドイツ語圏の読書界に大きな影響を与えました。特に自然と人間社会を総合的にとらえる視点は、後のアレクサンダー・フォン・フンボルトの研究に深い刺激を与えたとされています。
フォルスターは啓蒙主義の思想家としても活発に活動し、フランス革命に共感してマインツ共和国樹立にも関わりました。自然科学者としての業績のほか、翻訳や政治的著作も多く、18世紀後半の知識人として多面的な足跡を残しました。
タヒチやニュージーランドに関する民族誌的記述は、後の人類学研究の先駆としても評価されています。
使い方・例文
ゲオルク・フォルスターは、クック船長の航海記を読む際や、18世紀の博物学・啓蒙思想を研究する文脈でしばしば言及される人物です。
この用語をシェア
最終更新: