ケナガネズミとは?
けながねずみ
ケナガネズミとは、奄美大島と沖縄本島に生息する日本固有種の大型ネズミで、長い毛が混じる尾が特徴的な絶滅危惧種です。
ケナガネズミ(毛長鼠、学名 Diplothrix legata)は、齧歯目ネズミ科に属する日本固有種の哺乳類で、奄美大島・徳之島・沖縄本島の山地林に生息します。環境省のレッドリストで絶滅危惧IB類に指定されており、保護が必要な希少種です。
名前の由来は、尾に長い毛が混じっていることです。体長は20〜30センチメートルと大型で、体重は200〜400グラムにも達します。日本に生息するネズミ科の中でも最大級の種のひとつです。
夜行性で、主に亜熱帯照葉樹林の樹上で生活します。樹木の果実・種子・昆虫などを食べる雑食性です。木登りが得意で、尾を巧みに使いながら樹上を移動します。
個体数が減少した主な要因は、生息林の伐採・農地開発に加え、かつて導入されたマングース(ジャワマングース)による捕食です。近年はマングース防除事業が進み、一部地域では個体数の回復が報告されています。絶滅危惧種としての保全と外来種対策が連動した事例として、生態学・保全科学の分野でも注目されています。
使い方・例文
ケナガネズミは奄美大島の天然林での夜間調査で目撃されることがあり、希少性の高さから哺乳類研究者や自然保護活動家の間で関心が高い動物です。
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