グランサーヒブとは?
ぐらんさーひぶ
グランサーヒブとは、シク教の聖典であり、信者にとって生きた師(グル)として崇められる宗教的最高権威の書物です。
グランサーヒブ(Guru Granth Sahib)は、シク教(Sikhism)の聖典であり、単なる宗教書にとどまらず、生きた「永遠のグル(師)」として崇拝される特別な存在です。正式名称は「スリー・グル・グランサーヒブ」とも呼ばれます。
シク教の第10代グル(師)であるゴービンド・シング(1666〜1708年)は、後継者を指名せず、聖典そのものを永遠のグルとして宣言しました。以来、シク教徒にとってグランサーヒブは単なる読み物ではなく、礼拝・問いかけ・日々の指針を得る生きた存在として扱われています。
グランサーヒブには以下のような特徴があります。
- 初代グル・ナーナクから歴代グルの詩・讃歌(シャバド)を収録
- ヒンドゥー教の聖者やイスラムのスーフィー詩人など他宗教の著作も含む
- グルムキー文字で書かれており、1430ページから成る
- グルドワーラー(礼拝堂)では常に正装・礼拝を伴って安置・朗読される
グルドワーラーでは聖典は高い場所に安置され、信者はその前に額ずいて礼拝します。毎朝・毎晩の礼拝式典ではラーギー(詠唱師)が讃歌を歌い上げ、日々の生活の指針を伝えます。グランサーヒブは宗教の枠を超えた詩的・哲学的価値も高く評価されており、シク教文化の根幹を成しています。
使い方・例文
「グルドワーラーに入ると、信者たちは正面に安置されたグランサーヒブに向かって頭を下げ礼拝を捧げていた」のように、シク教の聖典や礼拝の文脈で登場します。
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