グラフィックノベルとは?
ぐらふぃっくのべる
グラフィックノベルとは、長編の連続したストーリーを絵と文字で表現するコミック形式の書籍で、文学作品として評価される質の高い作品群を指します。
グラフィックノベル(graphic novel)とは、漫画・コミックの手法(絵・コマ割り・吹き出し)を用いながら、単行本一冊で完結するか、または長編の文学的・芸術的なストーリーを扱う書籍形式の作品を指します。連載コミックをまとめたものとは区別される場合が多く、最初から単行本として完結する形で構想・制作されることが多い点が特徴です。
「グラフィックノベル」という呼称が広まったのは1970〜80年代のアメリカで、従来のスーパーヒーローコミックとは一線を画す作品を「大人向けの文学的なコミック」として位置づけるために使われ始めました。アート・スピーゲルマンの『マウス』(ホロコーストを描いた作品でピュリッツァー賞受賞)、フランク・ミラーの『バットマン:ダークナイト・リターンズ』、アラン・ムーアの『ウォッチメン』などが代表的な初期作品として挙げられます。
グラフィックノベルが通常のコミックと異なるとされる点は以下のとおりです。
- テーマが複雑・深刻・社会的であることが多い
- 完結した一作品として書店の文芸・芸術コーナーに置かれる
- 視覚表現と文学的な物語性を高次元で統合している
日本のマンガ文化とも影響を与え合っており、近年は欧米でも日本的な長編漫画をグラフィックノベルとして出版・流通させるケースが増えています。
使い方・例文
書店の文芸コーナーにアート・スピーゲルマンの『マウス』が並んでいる場面や、図書館でグラフィックノベルコーナーが設けられているシーンで、この語が登場します。
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