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グラウンドベースとは?

ぐらうんどべーす

グラウンドベースとは、低音部に繰り返しのパターンを置き、その上で旋律が自由に変奏される対位法的な音楽技法です。

グラウンドベース(ground bass)は、バッソ・オスティナート(basso ostinato)とも呼ばれ、低音声部に短い旋律ハーモニー進行を繰り返し置きながら、その上の声部で変奏や即興展開する音楽技法です。ルネサンス末期からバロック時代(17〜18世紀)にかけて特に盛んに使われました。

技法の仕組みとして、ベース(最低音部)に同じ旋律パターン(通常4〜8小節程度)を繰り返し演奏し続けます。この繰り返しの土台(グラウンド)の上で、上声部は毎回異なる旋律・対旋律・装飾を加えて変奏していきます。聴衆はベースの繰り返しに安定感を覚えながら、上声部の変化に新鮮さを感じるという構造です。

代表的な例として、ヘンリー・パーセルのオペラ「ディドとエネアス」の「ディドの嘆き(When I am laid in earth)」が有名です。また、パッヘルベルの「カノン」もグラウンドベース的な構造を持つ作品として知られています。

現代ポピュラー音楽においても、同じコード進行を繰り返しながらメロディや即興演奏を重ねるブルースやロックのリフは、グラウンドベースの概念と共通する発想を持っています。音楽に統一感と変化の両立をもたらす普遍的な技法といえます。

使い方・例文

バロック音楽の解説で「グラウンドベースの上に哀愁漂う旋律が重なる構造」という形で登場し、パーセルやパッヘルベルの楽曲を分析する文脈で使われます。

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