グスタフ3世 (スウェーデン王)とは?
ぐすたふさんせい
グスタフ3世とは、18世紀のスウェーデン王で、啓蒙思想を取り入れた改革を断行しながらも貴族の暗殺計画により命を落とした「啓蒙専制君主」です。
グスタフ3世(1746年〜1792年)は、スウェーデン国王として1771年から1792年まで在位しました。フランスで啓蒙思想に触れた経験を持ち、「北方のヴォルテール」とも称されるなど文化・芸術への造詣が深い君主でした。
即位当初のスウェーデンは「自由の時代」と呼ばれる議会貴族勢力が支配する体制にありましたが、グスタフ3世は1772年のクーデターによって実権を回復し、啓蒙専制主義的な王権強化を図りました。その後の改革は多岐にわたります。
- 拷問と魔女裁判の廃止
- 信仰の自由の拡大
- 貴族と平民の法的平等化の推進
- 王立劇場・オペラ座の設立による文化振興
一方で晩年には大貴族との対立が深まり、ロシアとの戦争(スウェーデン・ロシア戦争、1788〜1790年)を単独で開始した際には議会との摩擦も激化しました。1792年、仮面舞踏会の席上で貴族アンカルストレームに銃撃され、数日後に死亡しました。この事件はヴェルディのオペラ「仮面舞踏会」のモデルになったことでも広く知られています。
使い方・例文
スウェーデン近代史や啓蒙専制主義の例として登場します。ヴェルディのオペラ「仮面舞踏会」の解説でも必ず言及される人物です。
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