グアラニー人とは?
ぐあらにーじん
南アメリカのラプラタ川流域を中心に暮らす先住民族で、パラグアイの公用語グアラニー語を話す大きな民族集団です。
グアラニー人(Guaraní)は、南アメリカの先住民族の一つで、主にパラグアイ・ブラジル南部・アルゼンチン北部・ボリビア東部にかけての広い地域に分布しています。ラプラタ川流域の熱帯・亜熱帯林を生活圏としてきた民族であり、その歴史は植民地化以前のはるか以前に遡ります。
グアラニー人の最大の特徴は、グアラニー語を話すことです。パラグアイではグアラニー語がスペイン語とともに公用語に指定されており、国民の多くがグアラニー語を日常的に使用しています。これは南アメリカの先住民語が国家の公用語として機能している稀有な例として、言語学的・文化的に注目されています。
グアラニー人の文化・社会的特徴は以下の通りです。
- 伝統的に焼畑農業・狩猟・漁労を組み合わせた生活を営んでいた
- 16〜17世紀にはスペインのイエズス会による「レドゥクシオン(伝道村)」での集住政策の対象となった
- イエズス会追放後、多くのグアラニー人が奴隷化や疾病で激減した歴史をもつ
- 現代でもパラグアイを中心に先住民コミュニティが存続し、文化復興の動きがある
グアラニー語は周辺諸国にも影響を与えており、「マテ茶(Yerba mate)」「ピラニア」「ジャガー(Yaguareté)」など、グアラニー語由来の語が世界に広まっています。
使い方・例文
パラグアイを訪れると、街中でスペイン語とグアラニー語が混在したコード・スイッチングが聞かれます。グアラニー人の存在なしにパラグアイの文化は語れません。
この用語をシェア
最終更新: