クロアゲハとは?
くろあげは
クロアゲハとは、黒色の大型アゲハチョウで、日本全国に広く分布し、オスの翅に青や緑の輝きを持つ美しい蝶です。
クロアゲハ(黒揚羽、学名: Papilio protenor)は、チョウ目アゲハチョウ科に属する大型の蝶で、日本では本州・四国・九州・南西諸島に広く分布しています。翅の開張(羽を広げた幅)は約90〜130ミリメートルにもなり、日本産のアゲハチョウの中でも大型の部類に入ります。
外見の特徴
名前のとおり全体的に黒色が基調ですが、雌雄で若干の違いがあります。
- 雄:後翅に青または青緑色の鱗粉が輝くように散り、光の当たる角度によって美しく変色する
- 雌:後翅に赤い斑紋が現れることが多く、雄より地味な印象だが独特の美しさを持つ
- 尾状突起(後翅の突起)が短いか、ほぼない点がナガサキアゲハなどと異なる
生態と食草
幼虫の食草はミカン科の植物で、カラタチ・ミカン・サンショウ・コクサギなどが代表的です。卵は丸い黄緑色で食草の葉裏に産みつけられます。幼虫は黒・白・橙色の模様を持ち、臭角(しゅうかく)と呼ばれる橙黄色のY字形の器官を出して外敵を威嚇します。
生息環境と観察時期
平地から山地の林縁・庭園・公園などで見られます。成虫は春から秋にかけて複数回発生(年2〜3化)し、花の蜜を吸いながら優雅に飛翔します。特に夏に活発に活動します。
文化との関わり
クロアゲハは古来より日本では死者の霊魂や吉兆と結びつけて語られることもあり、神聖な蝶として扱われる地域もあります。
使い方・例文
夏の庭でミカンの木の周りを大きな黒い蝶が舞っていたら、それがクロアゲハかもしれません。公園の花壇や林の縁で翅を広げたときに青や緑に輝く様子を観察することができます。
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