クレモン・ゴットワルトとは?
くれもんごっとわると
クレモン・ゴットワルトは、チェコスロバキアを共産主義体制へと導いた政治家で、1948年のクーデターを主導した人物です。
クレモン・ゴットワルト(Klement Gottwald, 1896〜1953)は、チェコスロバキア共産党の指導者であり、同国初の共産主義体制下の大統領を務めた政治家です。
1920年代にチェコスロバキア共産党の幹部として頭角を現し、モスクワとの緊密な関係を築きながら党内での影響力を高めていきました。第二次世界大戦中はソ連に亡命し、戦後帰国して政権に参画します。
1948年2月、いわゆる「二月政変」と呼ばれるクーデターを主導し、民主的な政府を転覆させて共産党による一党支配体制を確立しました。これにより、チェコスロバキアはソ連の衛星国として東側陣営に組み込まれることになります。同年、大統領に就任し、スターリン主義的な政治・経済政策を推進しました。
政権下では反対派への粛清や政治裁判が相次ぎ、多くの無実の人々が処刑・投獄されました。スターリンの死の直後、1953年3月に死去しています。ゴットワルトはチェコスロバキアの民主主義を終焉させた人物として歴史に刻まれており、後の「プラハの春」(1968年)や1989年の「ビロード革命」へとつながる歴史の文脈においても重要な位置を占めています。
使い方・例文
チェコスロバキアの現代史を学ぶ際に、1948年の体制転換の主役としてゴットワルトの名が登場します。冷戦期の東欧政治を理解するうえで欠かせない人物です。
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