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トワルとは?

とわる

トワルとは、本番の布を裁断する前に仮の安価な布で試作するサンプル、またはその試作用布地(多くはシーチング)のことです。

トワル(toile)とは、服飾の分野で本番の生地を使う前に、安価な綿素材(シーチングなど)を使って縫製した試作品、またはその試作用布地そのものを指す言葉です。フランス語で「布」を意味するトワルは、パターンの確認や補正、デザインの検証を目的として作られます。

オートクチュールやプレタポルテの世界では、デザイナーがデザイン画を起こした後、高価な本生地を裁つ前に必ずトワルを組んでフィッティングを行います。トワルを実際に人台(ボディ)や顧客の体に当てることで、シルエット・ダーツ位置・縫い代・着心地を実物で確認し、必要な修正をパターンに反映させます。

トワルを使う主な理由は以下のとおりです。

  • 高価な本生地を無駄にしないためのリスク回避
  • 平面パターンでは気づきにくい立体的な問題点の発見
  • 顧客へのフィッティング時に修正箇所を直接書き込める
  • 完成形のシルエットやプロポーションをデザイン段階で検証できる

家庭でのドレスメイキングや服飾学校の演習でも、難しいデザインや初めてのパターンを試す際にトワルを作ることが推奨されます。シーチングは安価で扱いやすいため、トワル用として広く使われています。完成したトワルはそのまま作業指示書の代わりになることもあり、ものづくりの精度を高める重要な工程です。

使い方・例文

ウエディングドレスを制作する前にシーチングでトワルを作り、顧客のボディに合わせてダーツや丈を調整してから本番の生地を裁断します。

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