クレムリンとは?
くれむりん
クレムリンとは、ロシア語で「城塞」を意味する言葉で、特にモスクワ中心部にある連邦政府の本拠地・要塞複合施設を指し、ロシアの政治権力の象徴として世界的に知られます。
クレムリン(Kremlin)は、ロシア語の「kreml(クレムリ)」に由来し、本来は「城塞」「要塞」を意味する一般名詞です。ロシア各地の多くの都市にクレムリンが存在しますが、単に「クレムリン」と言う場合はモスクワ・クレムリンを指すのが国際的な通例です。
モスクワ・クレムリンはモスクワ川沿いのボロヴィツキー丘に位置する、三角形の城壁に囲まれた広大な複合施設です。城壁の総延長は約2.2キロメートル、面積は約27.5ヘクタールにおよびます。内部にはロシア大統領府・政府機関のほか、複数の大聖堂・宮殿・博物館・庭園が含まれます。
主な構成施設には以下があります。
- ウスペンスキー大聖堂:ロシア皇帝の戴冠式が行われた格式ある大聖堂
- 大クレムリン宮殿:19世紀建造の皇帝の居所で、現在は公式式典に使用
- 武器庫博物館:ロシアの国宝・皇室宝飾品を収蔵する博物館
- 帝王砲・帝王の鐘:世界最大級の大砲と鐘(どちらも実際には使用されていない)
1990年にUNESCO世界遺産(モスクワのクレムリンと赤の広場)に登録されました。隣接する赤の広場とともに、ロシアの政治・歴史・文化の中枢として国際的に認識されており、「クレムリン」という言葉はロシア政府・権力そのものを指す政治用語としても広く使われます。
使い方・例文
国際ニュースでロシア政府の決定や外交政策が報道される際に「クレムリンは〜と表明した」という表現が使われ、ロシアの政治権力の代名詞として登場します。
この用語をシェア
最終更新: