クレイステネスとは?
くれいすてねす
クレイステネスは、古代ギリシャ・アテナイの政治家で、民主政治の基盤となる制度改革を行い、「アテナイ民主政の父」とも称される人物です。
クレイステネス(Kleisthenes、紀元前570年頃〜前508年頃)は、古代ギリシャのアテナイで活躍した政治家で、アテナイにおける民主政の基礎を築いた人物として歴史上重要な地位を占めています。アルクメオン家という名門貴族の出身でありながら、民衆に権力を与える制度改革を推進したことで知られています。
クレイステネスの主要な業績は次の通りです。
- 部族制の再編:従来の血縁・地縁に基づく4部族制を廃止し、地域に基づく10部族制(デーモス制)を導入して旧来の氏族的支配を弱体化させた。
- 五百人評議会(ブーレー)の設置:10部族から各50名を選出する評議会を設け、市民が政治参加できる制度的基盤を整えた。
- オストラキスモス(陶片追放)の制度化:僭主(独裁者)の出現を防ぐため、市民の投票によって危険人物を国外追放できる制度を導入した。
これらの改革はペリクレス時代へと続くアテナイ民主政の礎となりました。クレイステネスの改革は現代の民主主義の概念的な起源の一つとして、政治史・歴史学の文脈で広く参照されています。
使い方・例文
古代ギリシャの民主政の歴史を語るとき、クレイステネスによる部族制改革や陶片追放制度の導入が民主政の出発点として必ず言及されます。
この用語をシェア
最終更新: