クライミングスキンとは?
くらいみんぐすきん
クライミングスキンとは、スキー板の裏面に貼り付けて雪面を滑らずに登坂するための道具で、バックカントリースキーに欠かせない装備です。
クライミングスキン(climbing skin)とは、スキー板の滑走面(ソール)に装着して雪山の斜面を登るために使用する道具です。かつてアザラシなどの動物の毛皮が使われていたことから「スキン(皮)」と呼ばれ、現在はナイロンやモヘア(アンゴラヤギの毛)などの素材が主流です。
スキンの表面には細かい繊維が一方向に並んでいます。この繊維が後ろ向きに寝るよう設計されており、前方に滑らせたときは雪面との摩擦が小さく進みやすい一方、後ろに下がろうとすると繊維が立ち上がって雪を掴み、後退を防ぐ仕組みになっています。この一方向グリップ機能によって急斜面でも安定した登坂が可能です。
素材の特性による違いも重要です。
- モヘア製:滑りが良く軽量。滑走性に優れるが耐久性がやや劣る。
- ナイロン製:グリップ力が強く耐久性が高い。重量はやや増す。
- 混紡(モヘア+ナイロン):両者の中間的な性能でオールラウンドに使われる。
スキンの裏面には粘着層があり、使用時にスキー板に貼り付け、滑走の際には剥がして収納します。バックカントリースキーやスキー山岳競技(スキーモ)において、リフトのない山を自力で登るために必須の道具です。
使い方・例文
「山頂からの新雪を滑るため、早朝からスキー板にクライミングスキンを貼って急斜面を2時間かけて登った」のように、バックカントリーやツアースキーで山を登る場面で登場します。
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