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カラーウッドカットとは?

からーうっどかっと

ラーウッドカットとは、複数の版木を色ごとに用意して刷り重ねることで多色の版画を制作する木版画技法です。

ラーウッドカット(Color Woodcut)は、複数の木版(版木)を彫り分け、それぞれ異なる色のインクをのせて同一の紙に順次重ね刷りすることで、多色の版画を完成させる技法です。日本浮世絵(錦絵)で発展した技術が世界的に広く知られています。

制作の手順は大きく次のような工程をたどります。

  • まず主版(墨版)で輪郭や主要な線を彫る
  • 主版の印刷物をもとに、色ごとの版木を別途彫り分ける(色版)
  • 見当(版合わせマーク)を使って位置を正確に合わせながら順番に色を重ねて刷る
  • 重ね刷りの回数・順序によって中間色や複雑な表現が生まれる

日本では江戸時代中期(18世紀後半)に鈴木春信が錦絵を創始し、喜多川歌麿・葛飾北斎・歌川広重らの手によって高度に発展しました。19世紀にはこれらの浮世絵がヨーロッパに輸出・紹介され、印象派・後期印象派の画家たち(モネ・ゴッホ・ドガら)に大きな影響(ジャポニスム)を与えました。

西洋でも独自のカラーウッドカットが発展し、ドイツ表現主義の画家たちが荒々しい版表現を追求しました。現代の版画教育でも基本的な多色版画技法として広く教えられています。

使い方・例文

「葛飾北斎の『富嶽三十六景』はカラーウッドカットの代表作で、青・藍・緑・墨など多数の版を重ねて刷ることで豊かな色彩表現を実現している」というように、多色木版画の文脈で登場します。

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