カバラーとは?
かばらー
カバラーとは、ユダヤ教の神秘主義的な思想体系であり、神・宇宙・人間の関係を象徴や数秘術を通して探求する伝統的な秘儀的教えです。
カバラー(Kabbalah)とは、ユダヤ教に根ざした神秘主義的・秘儀的な思想体系です。ヘブライ語で「受け取ること・伝承」を意味し、師から弟子へと口伝で伝えられてきた秘密の教えを指します。その主要な関心は、神(エン・ソフ)の本質、宇宙の構造、そして人間の魂と神との関係を解き明かすことにあります。
カバラーの中心的概念として「セフィロト」があります。セフィロトとは、神が世界を創造する際に用いた10の属性(流出)を指し、「生命の木」と呼ばれる図式として表されます。
- ケテル(王冠):最高位の神の意志
- ホクマー(知恵):原初の思惟
- ビナー(理解):深い洞察
- 以下、慈愛・峻厳・美・勝利・栄光・基礎・王国へと続く
主要な文献としては、2〜3世紀に成立したとされる『セフェル・イェツィラー(形成の書)』、13世紀にスペインで著された『ゾーハル(光輝の書)』が挙げられます。特に『ゾーハル』はカバラーの根本聖典とみなされています。
カバラーは中世以降、ユダヤ教の枠を超えてキリスト教神秘主義やヘルメス主義にも影響を与え、近代ではニューエイジ運動や西洋魔術(黄金の夜明け団など)にも取り込まれました。近年では著名人が「カバラー・センター」を通じて学ぶことで一般にも広く知られるようになりました。
使い方・例文
「彼女はカバラーの神秘に引かれ、生命の木の図を熱心に学んでいた」のように、ユダヤ神秘主義や西洋魔術・オカルト文化を語る文脈でよく登場します。
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