カバラとは?
かばら
カバラとは、ユダヤ教の神秘主義的な思想体系で、聖典の深層的な意味や神との関わりを探求する伝統のことです。
カバラ(Kabbalah)は、ユダヤ教に根ざした神秘主義的な哲学・思想体系です。ヘブライ語で「受け取るもの」「伝承」を意味し、神・宇宙・人間の魂の関係を象徴体系を通じて解き明かそうとします。
その中心的な概念が「セフィロトの樹(生命の木)」と呼ばれる図象で、神の創造の過程と宇宙の構造を10のセフィロト(属性)と22のパスで表します。これらはそれぞれ神の異なる側面を示し、瞑想や祈りを通じて人間が神に近づく道を示すとされます。
カバラの主要な文献には次のものがあります。
- 『セフェル・イェツィラー(形成の書)』 — 宇宙の創造を文字と数字で説明する古典
- 『ゾーハル(光輝の書)』 — 13世紀にスペインで成立した最重要聖典
- 『バヒル(輝きの書)』 — セフィロトを体系化した中世の文書
カバラは中世から近代にかけてキリスト教や西洋魔術思想にも影響を与え、フリーメイソンや薔薇十字団などの秘密結社の思想にも取り込まれました。現代では「ニュー・エイジ」と呼ばれるスピリチュアル運動でも注目され、マドンナなどの著名人が学んだことで広く知られるようになりました。本来の学術的・宗教的なカバラと大衆向けのスピリチュアル解釈は区別して理解する必要があります。
使い方・例文
ユダヤ教の神秘主義を語る文脈や、西洋の魔術・オカルト思想を解説する書籍・記事において「カバラの教えでは…」という形で登場します。
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