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オプ・アートとは?

おぷ・あーと

オプ・アートとは、幾何学的なパターン色彩の対比を巧みに用いて、見る人の目に錯視・動きの錯覚を引き起こす視覚芸術の一ジャンルです。

オプ・アート(Op Art)は「Optical Art(光学的芸術)」を略した呼称で、1960年代中心に欧米で盛んになった芸術運動です。縞模様・格子・同心円などの幾何学的図形を精密に配置することで、静止した画面でありながら振動・波動・奥行きといった視覚効果を生み出すのが最大特徴です。

この運動の代表的な作家としては、ヴィクトル・ヴァザルリ(Victor Vasarely)やブリジット・ライリー(Bridget Riley)が挙げられます。ヴァザルリはハンガリー出身でフランスを拠点に活動し、色彩と形の対比によって三次元的な錯覚を生み出す作品を多く残しました。ライリーはイギリスの画家で、白黒の波線を用いた初期作品で国際的な評価を得ました。

錯視が生まれる仕組みは、人間の視覚システムが一定のパターンを知覚する際に引き起こされる神経活動の揺らぎによるものと考えられています。色相・明度・彩度の巧みな組み合わせや、図と地の反転も錯覚を強化する要素として用いられます。

オプ・アートはその視覚的インパクトから、1960〜70年代のファッションやテキスタイルデザインに大きな影響を与えました。また、デジタル時代においてもグラフィックデザインや映像表現に応用され続けており、視覚の科学的探求と芸術表現を結びつける領域として現代でも注目されています。

使い方・例文

美術館でヴァザルリの作品を眺めると、静止した絵のはずなのに模様が波打って見える体験ができます。これがオプ・アートの典型的な効果です。

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