本文へスキップ

オプティカルサイジングとは?

おぷてぃかるさいじんぐ

オプティカルサイジングとは、文字のサイズに応じて書体のデザインを最適化する技術で、小さな文字も大きな文字も読みやすく美しく見せる工夫です。

オプティカルサイジング(optical sizing)とは、表示・印刷するサイズに応じて書体字形デザインを自動または手動で調整する技術・概念です。「光学的サイジング」とも訳されます。

同じフォントでも、文字を小さく使う場合と大きく使う場合では、最適なデザインは異なります。小さなサイズでは線が細すぎると潰れて判読しにくくなるため、ストロークを太めにし、字間や空白(カウンター)を広めにとる必要があります。逆に大きなサイズでは、細部の繊細さや優雅さを際立たせることができます。

活版印刷の時代には、職人がサイズごとに異なる活字を手彫りで作ることで、自然とオプティカルサイジングが行われていました。デジタルフォントの登場により一種類のデータを任意のサイズに拡大縮小できるようになりましたが、この「万能拡縮」がかえって小サイズでの読みにくさを生む問題を引き起こしました。

現代ではOpenTypeフォント形式の「可変フォント(Variable Fonts)」技術により、オプティカルサイジングの軸(opsz)がフォントに組み込まれ、サイズに応じて字形が自動的に最適化されるものも増えています。CSSでは「font-optical-sizing: auto;」という指定で対応ブラウザにこの機能を有効化できます。高品質な組版や長文コンテンツの読みやすさを高める重要な技術です。

使い方・例文

雑誌のキャッチコピーと本文に同じ書体を使っているのに、どちらも読みやすく自然に見える場合、オプティカルサイジングによってサイズに合わせた字形の最適化が行われているかもしれません。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語