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オフショアバランシングとは?

おふしょあばらんしんぐ

オフショアバランシングとは、大国が直接軍事介入せず、地域内の勢力均衡を現地の国々に委ねる外交安全保障戦略のことです。

オフショアバランシング(offshore balancing)は、国際政治・安全保障の分野における戦略概念で、覇権国が特定地域への恒久的な軍事展開を避け、地域大国間の勢力均衡が崩れそうになった場合に限り介入するという考え方です。

この概念を広めたのはアメリカの国際政治学ジョン・ミアシャイマーやスティーブン・ウォルトらで、攻撃的リアリズムの観点から提唱されました。冷戦後のアメリカが海外に大規模な前方展開戦力を維持し「世界の警察」として振る舞う戦略(覇権関与戦略)への批判として注目を集めました。

オフショアバランシングの論理では、地域の均衡維持はまず地元の国々が担うべきであり、覇権国はバランスが崩れる場合のみ「沖合(offshore)」から出動する。これにより覇権国のコストや外国での反感を抑えられると主張されます。具体的にはヨーロッパ・東アジア・中東の三地域を重視し、いずれかで覇権国が生まれる場合に介入を検討する、という枠組みが示されます。

批判としては、地域の同盟国の不安感を高める・抑止力が低下するといった点が挙げられます。アメリカの対中・対ロ政策を議論する際の参照概念として現在も活用されています。

使い方・例文

オフショアバランシング論者は、アメリカが欧州や東アジアの同盟国に防衛負担を増やさせ、みずからは後方に引くべきだと主張する。

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