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エゾナキウサギとは?

えぞなきうさぎ

北海道高山亜高山帯の岩場に生息する小型哺乳類で、「ピカ」と鳴く声と丸い耳が特徴的な日本固有種です。

エゾナキウサギ(学名:Ochotona hyperborea yesoensis)は、ナキウサギ科ナキウサギ属に分類される小型哺乳類で、日本では北海道の山岳地帯にのみ生息する固有亜種です。ウサギ目に属しますが、一般的なウサギとは異なり耳が短く丸みがあり、尾もほとんど見えません。

体長は12〜18センチメートル程度で、体重は100〜170グラムほど。灰褐色の体毛に覆われ、岩場の隙間に溶け込むような保護色を持っています。名前の「ナキウサギ」は「ピカ」「キキキ」と鳴く習性に由来しており、英語でも「Pika(ピカ)」と呼ばれています。

高山帯から亜高山帯の岩礫地(がんれきち)・崖錐(がいすい)に生息し、岩の隙間を棲みかとします。冬眠をしないという点が他の小型哺乳類と大きく異なり、夏から秋にかけて草や花を刈り取って乾燥させた「干し草」を岩の隙間に蓄え、厳しい冬を乗り越えます。

エゾナキウサギは気候変動に対して脆弱な種とされており、高山帯の気温上昇により生息可能な標高域が狭まる懸念があります。北海道の大雪山系や日高山脈などで観察されており、登山者にとって会いたい動物の一つとして知られています。

使い方・例文

「大雪山のトレッキングで岩場から『ピカ』という鳴き声が聞こえたとき、それはエゾナキウサギが縄張りを主張したり仲間に警戒を知らせたりしているサインです。」

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