ウェッジウッド・ジャスパーウェアとは?
うぇっじうっどじゃすぱーうぇあ
18世紀にイギリスのジョサイア・ウェッジウッドが開発した、緻密な素地に白いレリーフ装飾を施した独特の色調を持つ陶器です。
ウェッジウッド・ジャスパーウェア(Wedgwood Jasperware)は、イギリスの陶芸家・実業家ジョサイア・ウェッジウッド(Josiah Wedgwood、1730年〜1795年)が1770年代に開発した素焼き陶器(炻器)の一種です。その名は鉱物のジャスパー(碧玉)に由来し、着色した緻密な素地に白い浮き彫り(レリーフ)装飾を施すスタイルが特徴です。
ジャスパーウェアの製造には独自の化学的探究が伴いました。ウェッジウッドは何千回もの試行錯誤の末、バリウムを含む特殊な素地を開発し、コバルトを加えれば青、マンガンなら黒、酸化鉄ならテラコッタ色など、複数の発色が可能な素材を確立しました。なかでも「ウェッジウッドブルー」と呼ばれる淡い青緑色は最も有名です。
装飾には以下のような特徴があります。
- 白い素地で作った人物・植物・神話モチーフのレリーフを着色素地に貼り付ける
- 古代ギリシャ・ローマの新古典主義様式を反映したデザイン
- 著名な彫刻家ジョン・フラックスマンらが図案を手がけた
- 花瓶・ティーセット・胸像・カメオなど多彩な製品に展開
ジャスパーウェアは発売当初からヨーロッパ貴族に熱狂的に受け入れられ、現代でもウェッジウッド社の代表的なシリーズとして生産が続いています。陶磁器デザインにおける産業化と芸術性の両立という18世紀の革新を象徴する存在です。
使い方・例文
「ウェッジウッド・ジャスパーウェアの淡い青地に白のレリーフが施されたティーカップは、イギリス陶磁器の土産物として今も世界中で親しまれている。」
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