インテンポとは?
いんてんぽ
インテンポとは、楽譜に指定された正確なテンポを厳密に守って演奏することを指す音楽用語です。
インテンポ(In tempo)は、イタリア語で「テンポの中で」を意味する音楽用語です。楽譜に記された速度をゆらぎなく厳密に保ちながら演奏することを指し、自由なテンポで演奏する「ルバート(rubato)」の対義的な概念として使われます。
クラシック音楽の演奏では、表情をつけるためにテンポを微妙に揺らす奏法(ルバート、リタルダンド、アッチェレランドなど)が広く行われています。インテンポはそのような自由なテンポの後に、楽譜のテンポへ戻ることを指示する際にも用いられます。たとえば、一時的にテンポを落とした部分の後に「a tempo(ア・テンポ)」あるいは「in tempo」と書かれていれば、元のテンポに戻ることを意味します。
インテンポが求められる場面としては以下のようなものがあります。
- オーケストラや合奏での指揮に合わせた統一演奏
- リズムの明快さが重要なダンス音楽・行進曲
- ルバートが過剰になりがちな箇所でのテンポ引き戻し
インテンポで演奏することは機械的に聴こえる場合もありますが、アンサンブル演奏の土台として欠かせない概念であり、正確なリズム感と音楽的な表現のバランスを取ることが演奏者には求められます。
使い方・例文
ピアノソナタの演奏でリタルダンドの後に「in tempo」と指示されていたら、その小節から元の速さに戻して演奏します。指揮者からリハーサル中に「ここはインテンポで」と指示されることもあります。
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