イングリッド・チューリンとは?
いんぐりっどちゅーりん
イングリッド・チューリンはスウェーデンの女優で、イングマール・ベルイマン監督の作品に繰り返し出演し、北欧映画の国際的な評価を高めた演技派スターです。
イングリッド・チューリン(Ingrid Thulin、1926〜2004年)は、スウェーデン出身の女優です。王立演劇学校で演技を修め、舞台俳優としてキャリアをスタートさせた後、映画界へと転身しました。
彼女の名声を決定づけたのは、スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマン監督との協働です。1957年の『野いちご』(Smultronstället)でベルイマン作品に初出演し、その内省的な演技が高く評価されました。続く1958年の『女はそれを待っている』(Nära livet)でのカンヌ映画祭主演女優賞受賞は、彼女の国際的な知名度を一気に引き上げました。
その後も『冬の光』(1963年)、『沈黙』(1963年)、『叫びとささやき』(1972年)など、ベルイマン監督の重要な作品に繰り返し主演し、不安や孤独・実存的苦しみを表現する内面演技で他に類を見ない境地を示しました。スウェーデン映画の国際的な評価向上に貢献した女優として、ハリウッド以外のシネマ史においても高い位置を占めています。
晩年はスウェーデン・イタリアを拠点に映画・舞台で活動を続け、2004年にストックホルムで逝去しました。
使い方・例文
「イングリッド・チューリンが演じる苦悩する女性像は、ベルイマン映画を語る上で避けて通れない存在として映画研究者の間で繰り返し分析されている」というように、ヨーロッパ映画・ベルイマン作品の話題で登場します。
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