イルマリ・タピオバーラとは?
いるまりたぴおばーら
イルマリ・タピオバーラは、機能美と北欧の温かみを兼ね備えた家具で知られるフィンランドを代表するインダストリアルデザイナーです。
イルマリ・タピオバーラ(Ilmari Tapiovaara、1914〜1999年)は、フィンランド・ハメーンリンナ生まれのインダストリアルデザイナーです。ヘルシンキ工芸美術学校で学んだ後、ル・コルビュジエのパリ事務所での研修経験を経て、北欧デザインの機能主義と人間的温かさを融合させた家具デザインを追求しました。
タピオバーラのデザインの特徴は、シンプルで無駄のないフォルムに、使う人の身体への配慮と生産コストへの意識を組み込んでいる点にあります。戦後の物資が不足した時代に、合理的かつ美しい家具を一般の人々に届けることを目指した姿勢は、フィンランド社会の民主的なデザイン観とも一致しています。
代表的な作品は以下のとおりです。
- ドムスチェア(1946年)— 学生寮向けに開発したスタッキングチェアの名作
- ファネットチェア(1955年)
- ルッキチェアシリーズ
ドムスチェアは発表から半世紀以上を経た現在も生産・販売が続けられており、フィンランドを代表するプロダクトのひとつです。アルヴァ・アアルトと並んでフィンランドデザインの黄金期を支えた人物として、国内外で高い評価を受けています。
使い方・例文
「タピオバーラのドムスチェアのように、長く使われ続けるシンプルな椅子のデザイン」という形で、北欧家具やロングセラーデザインを語る際に登場します。
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