イシュトヴァーン1世 (ハンガリー王)とは?
いしゅとう゛ぁーんいっせい
イシュトヴァーン1世とは、10〜11世紀に活躍したハンガリー王国の初代国王で、ハンガリーをキリスト教国家として確立した建国の父です。
イシュトヴァーン1世(István I、969年頃〜1038年)は、ハンガリー王国の初代国王であり、カトリック教会から「聖人」として列聖された国民的英雄です。マジャル人の族長アールパードの子孫として生まれ、ゲーザ公の息子として育ちました。
即位前からキリスト教の洗礼を受けており、997年に父の後を継いで部族長となった後、1000年または1001年元旦に教皇シルウェステル2世から王冠を授けられ、正式にハンガリー王国の初代国王として即位しました。この戴冠は、ハンガリーがローマ・カトリック圏に組み込まれる重大な画期となりました。
イシュトヴァーン1世の主な業績は以下の通りです。
- 全国にキリスト教を普及させ、異教的な慣習を禁止
- 修道院・教会を各地に建立し、聖職者を招致
- 行政制度として州(コミタートゥス)制度を整備
- ラテン語を公用語として採用し、文書行政を導入
1083年、カトリック教会によって列聖され、ハンガリーの守護聖人となりました。現在もハンガリーでは8月20日が「聖イシュトヴァーン・デー」として国民の祝日に定められており、建国の象徴として深く尊崇されています。
使い方・例文
ハンガリーの紙幣や切手、公共施設の名称などにイシュトヴァーン1世の名や肖像が用いられており、中世ヨーロッパ史の授業や観光案内で頻繁に登場します。
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