アンリ・ネスレとは?
あんりねすれ
アンリ・ネスレは、スイスを拠点に乳児用食品を開発・販売し、現在の食品大手「ネスレ社」の基礎を作ったドイツ生まれの実業家・発明家です。
アンリ・ネスレ(Henri Nestlé、ドイツ名:ハインリヒ・ネストレ、1814〜1890年)は、ドイツ・フランクフルト生まれの実業家・発明家です。薬剤師の見習いとして修業した後、スイスのヴヴェイに定住し、化学品・肥料・ニス・酢などさまざまな製品を手がけました。
ネスレの最大の功績は、乳児向け代用食品「乳児用ミルク食(Farine Lactée)」の開発です。1860年代、乳児の死亡率が高く母乳が与えられない赤ちゃんに安全な食事を提供したいと考え、小麦粉・砂糖・牛乳を組み合わせた乳児用食品を考案しました。1867年、この製品が未熟児の命を救ったことで評判が広まり、ヨーロッパ中に普及していきました。
「ネスレ」というブランド名はハインリヒ・ネストレの姓に由来しており、ドイツ語で「小さな巣」を意味します。彼は鳥の巣のロゴを商標として採用し、これが今日のネスレのシンボルマークの原型となっています。
1875年、ネスレはヴヴェイの実業家グループに会社を売却しました。その後、競合のアングロ・スイス練乳会社と合併を経て、現在の「ネスレ社(Nestlé S.A.)」へと発展しました。チョコレート・コーヒー・ミネラルウォーターなど幅広い食品・飲料を手がける世界最大規模の食品会社へと成長した原点は、アンリ・ネスレの乳児食品への取り組みにあります。
使い方・例文
スーパーで「ネスカフェ」や「キットカット」を購入するとき、そのブランドを持つネスレ社の創業者がアンリ・ネスレであり、彼の名と巣のロゴが今も受け継がれています。
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