アンドリュー・ダグラスとは?
あんどりゅーだぐらす
アンドリュー・エリコット・ダグラスは、アメリカの天文学者・考古学者で、年輪年代学(デンドロクロノロジー)を創始した人物として広く知られています。
アンドリュー・エリコット・ダグラス(Andrew Ellicott Douglass、1867〜1962年)は、アメリカのバーモント州出身の天文学者です。ハーバード大学を卒業後、天文観測の仕事でアリゾナ州に赴き、後にアリゾナ大学の教授として長きにわたって研究を行いました。
ダグラスは当初、太陽活動(黒点周期)が気候変動に与える影響を調べるために樹木の年輪を分析し始めました。年輪の幅は気候条件(雨量・気温など)によって変化するため、過去の気候を記録する「タイムカプセル」として機能します。この観察から、彼は年輪を用いて木材の年代を正確に決定する技術体系を確立しました。これが年輪年代学(デンドロクロノロジー)です。
年輪年代学が考古学に応用されると、その威力は絶大でした。アメリカ南西部に残るプエブロ遺跡の建築木材を分析することで、遺跡の建設年代を従来の考古学的手法よりも格段に正確に決定することが可能になりました。ダグラスは数千年に及ぶ年輪の連続記録(クロノロジー)を作成し、考古学的編年学を革新しました。
1937年には年輪研究所(後のアリゾナ大学年輪研究所)を設立し、現在でもこの研究所は世界最大規模の年輪データベースを保有しています。ダグラスの業績は天文学・気候学・考古学にまたがる学際的な成果として高く評価されています。
使い方・例文
古い建物や遺跡の木材から建造年代を調べる研究の文脈で、「年輪年代学の創始者」としてダグラスの名前が登場します。
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