アントン・デニーキンとは?
あんとんでにーきん
アントン・デニーキンは、ロシア革命後の内戦期に白軍(反ボリシェヴィキ勢力)の最高指揮官の一人として活躍したロシア帝国軍の将軍です。
アントン・イワノビッチ・デニーキン(1872〜1947年)は、ロシア帝国陸軍の将軍で、ロシア内戦(1917〜1922年)において白軍南ロシア軍の総司令官を務めた人物です。
デニーキンはポーランド系の父を持つロシア人として生まれ、帝国陸軍内で着実に昇進しました。第一次世界大戦では師団長・軍団長として西部戦線および南西部戦線で戦功を挙げました。1917年のロシア革命後、ボリシェヴィキに反対する白軍側に加わり、コルニーロフの後を継いで義勇軍の指揮を執りました。
1919年には白軍の最大版図を実現し、南ロシアを中心に広大な地域を支配下に置き、モスクワへの進撃を試みるほどに勢力を拡大しました。しかしボリシェヴィキの赤軍による反撃で敗退し、1920年にクリミア半島まで追い詰められた末、ピョートル・ウランゲルに指揮権を移譲して망命しました。
망命後はフランスに定住し、回顧録「ロシアの混乱の記録」などの著作を執筆しました。第二次世界大戦後はアメリカに移住し、亡くなるまで반ソビエト的立場を保ち続けました。ロシア내戦史の研究では欠かせない人物です。
使い方・例文
ロシア革命や内戦を扱う歴史書・教科書では、白軍の代表的指揮官としてデニーキンの名が必ず登場します。白赤の戦いの転換点を語る文脈でも頻出します。
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