アントニー・ヒューイッシュとは?
あんとにーひゅーいっしゅ
アントニー・ヒューイッシュとは、パルサー(脈衝星)の発見に貢献し、電波天文学の発展に大きく寄与したイギリスの天文学者です。
アントニー・ヒューイッシュ(Antony Hewish、1924年〜2021年)は、イギリスの天文学者・電波天文学者です。ケンブリッジ大学で物理学を学び、長きにわたってキャベンディッシュ研究所で電波天文学の研究に従事しました。
ヒューイッシュが特に知られるのは、1967年のパルサー発見に関わる業績です。彼の指導のもとで大学院生のジョスリン・ベル・バーネルが観測データの中に規則正しい電波パルスを発見し、これが後に「パルサー(pulsar)」と呼ばれる高速自転する中性子星であることが確認されました。パルサーの発見は、中性子星の実在を初めて実証した天文学上の画期的な出来事でした。
ヒューイッシュはまた、電波干渉計を用いた天体観測技術の開発にも貢献し、「開口合成法(aperture synthesis)」など電波天文学の手法の確立に重要な役割を果たしました。
1974年、ヒューイッシュはマーティン・ライルとともにノーベル物理学賞を受賞しました。この授賞に際して、実際の発見者であるジョスリン・ベル・バーネルが受賞対象に含まれなかったことは科学史上の議論を呼び、現在も語り継がれています。
使い方・例文
宇宙物理学の文脈でパルサーや中性子星の発見史が語られる際、ヒューイッシュの名前は必ずといってよいほど登場します。
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