アレクサンドル・デュマとは?
あれくさんどるでゅま
アレクサンドル・デュマは19世紀フランスの大衆文学作家で、『三銃士』や『モンテ・クリスト伯』によって冒険と復讐のエンターテインメント小説を確立した文豪です。
アレクサンドル・デュマ(1802〜1870)はフランス・ヴィレル・コトレ生まれの小説家・劇作家です。父は混血のナポレオン軍将軍であり、その血筋と波乱に満ちた生い立ちがデュマ自身の旺盛な気質と物語世界に影響を与えたとされています。
デュマは新聞連載という当時の新しいメディアを最大限に活用し、読者を引きつける娯楽小説を次々と発表しました。歴史的事実や実在の人物を巧みに取り込みながら、スリリングな冒険・恋愛・謀略を描くスタイルは大衆に熱烈に支持されました。
代表作の『三銃士』(1844年)は17世紀のフランスを舞台に、青年ダルタニャンとアトス・ポルトス・アラミスの四人が「一人は皆のために、皆は一人のために」の精神で活躍する痛快な騎士譚です。続編『二十年後』『ブラジュロンヌ子爵』とともに長大なシリーズを形成しています。
もう一方の代表作『モンテ・クリスト伯』(1845〜46年)は、無実の罪で投獄された青年エドモン・ダンテスが脱出し、莫大な財宝を手に復讐を果たす壮大な物語で、復讐劇の原型として後世に多大な影響を与えました。
その多作ぶりから助手やゴーストライターの助けを借りていたともいわれますが、物語の構想と語りの才は本人のものであり、19世紀を代表する娯楽文学の巨匠として高く評価されています。
使い方・例文
「一人は皆のために、皆は一人のために」というフレーズや、華麗な変装で復讐を果たす主人公の話題が出るとき、デュマの作品が引き合いに出されます。
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