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アルタクセルクセス2世とは?

あるたくせるくせす2せい

アルタクセルクセス2世は、アケメネス朝ペルシャで最長の治世を誇る王で、弟の反乱やスパルタとの抗争を経てペルシャの覇権を維持しました。

アルタクセルクセス2世(Artaxerxes II、在位:紀元前404年頃〜紀元前358年頃)は、アケメネス朝ペルシャの王です。「ムネモン(記憶力の優れた者)」という異名を持ち、アケメネス朝の王の中で最も長い在位期間を持つとされています。

即位直後、弟のキュロス(小キュロス)が王位を狙って反乱を起こし、ギリシャ人傭兵一万人(ミュリオイ)を率いてペルシャ中心部へ進軍しました。これを迎え撃ったのがクナクサの戦い(紀元前401年)で、アルタクセルクセス2世は弟キュロスを討ち取り反乱を鎮圧しました。敗残のギリシャ人傭兵が苦難の末に脱出した記録が、クセノフォンの「アナバシス(退却行)」として伝わっています。

その後の治世でも内憂外患が続きました。

  • ギリシャのスパルタとの対立(コリントス戦争、紀元前395年〜前387年)
  • 「大王の和約(アンタルキダスの和約)」によるギリシャへの介入(紀元前387年)
  • エジプトの反乱や小アジア属州の分離独立運動

大王の和約はスパルタを通じてギリシャ諸都市の自治を名目上保証しつつ、実質的にペルシャの影響力を維持するものでした。晩年は後継者争いに悩まされ、複数の王子が相次いで世を去るなど波乱の多い治世でしたが、長期の統治を通じてアケメネス朝の安定を守り続けた王として評価されています。

使い方・例文

クセノフォンの「アナバシス」を読む際、物語の発端となるキュロスの反乱とアルタクセルクセス2世との対決が歴史的背景として必ず説明されます。

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