アボベンゾンとは?
あぼべんぞん
アボベンゾンとは、日焼け止め製品に配合される紫外線吸収剤で、肌への悪影響が大きいUVA(長波長紫外線)を幅広く吸収する化学成分です。
アボベンゾン(Avobenzone)は、化学名をブチルメトキシジベンゾイルメタンといい、日焼け止め(サンスクリーン)製品に配合される有機系紫外線吸収剤です。UVA領域(波長320〜400nm)の紫外線を効果的に吸収するため、UVAカット指標である「PA」評価に大きく貢献する成分として知られています。
UVAは雲や窓ガラスを透過し、一年を通じて地表に降り注ぐ紫外線です。肌の深部(真皮層)まで到達してコラーゲンを破壊し、光老化(シワ・たるみ)や色素沈着の原因となります。アボベンゾンはこのUVAを幅広くカバーできる数少ない成分の一つであり、欧米や日本を含む多くの国で認可されています。
ただし、アボベンゾンにはいくつかの課題もあります。
- 紫外線を吸収すると分子構造が変化し(光分解)、効果が低下しやすい
- オクトクリレンやエカムスル(メキソリル)などの安定化剤を組み合わせる必要がある
- 一部の人に皮膚刺激やアレルギー反応を起こすことがある
- 塩素処理された水(プール等)で分解が加速される
これらの特性を踏まえ、現代の日焼け止め処方では複数の紫外線吸収剤・散乱剤と組み合わせてアボベンゾンを安定配合するのが一般的です。UV-A対策を重視するスキンケア製品では欠かせない有効成分です。
使い方・例文
UVAカット効果が高いSPF製品の成分表示で「アボベンゾン」または「ブチルメトキシジベンゾイルメタン」と記載されていれば、PA評価に貢献する主要成分として機能しています。
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