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アブデルカデル・エル=ジャザイリーとは?

あぶでるかでるえるじゃざいりー

アブデルカデル・エル=ジャザイリーとは、19世紀にフランスのアルジェリア植民地化に抵抗し、アルジェリア民族意識の父とも呼ばれるイスラム学者・軍事指導者です。

アブデルカデル・エル=ジャザイリー(1808〜1883年)は、アルジェリアの宗教指導者・軍事指揮官・詩人で、フランスによるアルジェリア征服(1830年〜)に対して最も組織的な抵抗展開した人物です。「ジャザイリー」はアラビア語で「アルジェリア人」を意味し、その名がそのまま彼の出自と役割を示しています。

フランス軍がアルジェ(アルジェリアの首都)を占領した後、部族指導者たちはアブデルカデルをアミール(君主・指揮官)に選出しました。彼はイスラム法に基づく行政組織と軍事機構を構築し、約15年間にわたりフランスに対して効果的なゲリラ戦と正規戦を組み合わせた抵抗を続けました。

アブデルカデルの統治には近代的な側面もありました。捕虜の人道的扱い、フランス民間人の保護、行政の整備など、当時のヨーロッパ基準でも評価される施策を実施しました。1847年に降伏してフランスに捕らえられた後、ナポレオン3世により釈放され、ダマスカスに移住しました。

1860年、ダマスカスで起きたキリスト教徒虐殺の際にはイスラム教徒たちを説得してキリスト教徒を保護し、多くの命を救いました。この行動でフランス・オスマン帝国など複数の国から勲章を授与されました。アルジェリアでは現在も国民的英雄として崇められています。

使い方・例文

「アブデルカデル・エル=ジャザイリーはアルジェリアの紙幣や切手に肖像が使われるほど、国民的象徴として位置づけられています。」アフリカ近代史や植民地抵抗の研究で必ず登場する人物です。

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