アパリグラハとは?
あぱりぐらは
アパリグラハとは、ヨガ哲学における「不貪・不所有」の教えで、必要以上のものを持たず執着を手放すことを意味します。
アパリグラハ(Aparigraha)は、サンスクリット語で「貪らない」「つかまない」を意味し、ヨガ哲学の根本聖典である『ヨーガ・スートラ』(パタンジャリ著)に記される八支則(アシュタンガ)の第一支「ヤマ(禁戒)」を構成する5つの徳目のうちのひとつです。
ヤマの5つの徳目は、アヒムサー(非暴力)・サティヤ(誠実)・アステーヤ(不盗)・ブラフマチャリヤ(禁欲)・そしてアパリグラハ(不貪)からなります。アパリグラハは「必要以上のものを所有せず、執着を手放し、物や状況への欲求を超える」ことを実践する概念です。
具体的な意味と実践の側面は以下のように捉えられます。
- 物質的な所有物への過度な執着を断ち、シンプルな生活を送る
- 過去の経験や結果に執着せず、今この瞬間に集中する
- 他者からの贈り物や好意に依存せず、自立した心を保つ
- 将来への不安から必要以上に蓄えようとする衝動を手放す
現代のマインドフルネスや断捨離・ミニマリズムの考え方とも共鳴するこの概念は、ヨガのアーサナ(ポーズ)の実践を深める精神的基盤として、また日常生活における心の軽さを得るための智慧として注目されています。
使い方・例文
ヨガの哲学クラスや自己啓発の文脈で「アパリグラハを実践する」と言えば、不要なものを手放し、執着から自由になる生き方を心がけることを指します。
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