アニー・スミス・ペックとは?
あにーすみすぺっく
アニー・スミス・ペックとは、19世紀後半から20世紀初頭に活躍したアメリカの登山家・探検家で、女性の高所登山の先駆者です。
アニー・スミス・ペック(Annie Smith Peck、1850〜1935年)は、アメリカ・ロードアイランド州出身の登山家・探検家・教育者です。女性が高い教育や社会的活動に制約を受けていた時代に、大学教授として古典学を教えながら世界各地の山々に挑み続けた先駆的な女性として知られています。
1895年にスイスのマッターホルン登頂を果たし、当時まだ珍しかった女性の高所登山者として国際的な注目を集めました。その後、南米の高峰に目を向け、1908年にはペルーのワスカラン山(標高約6,768メートル)の北峰登頂に成功しました。この登頂は当時の西半球最高到達記録として広く認められ、彼女の名声を不動のものにしました。
ペックの登山家としての特徴は以下の点にあります。
- スカートではなくニッカーボッカーズを着用し、機能的な登山スタイルを実践
- 女性の参政権運動に共鳴し、山頂に「票を女性に(Votes for Women)」の旗を掲げる
- 南米の地理・文化に関する著作を多数執筆
- 61歳でメキシコのオリサバ山に登頂するなど高齢でも精力的に活動
ペックはフェミニズム運動とも結びついており、女性の体力と知力が男性に劣らないことを自らの行動で証明しようとしました。探検家としての業績だけでなく、女性の社会的地位向上に貢献した人物としても歴史に名を刻んでいます。
使い方・例文
「アニー・スミス・ペックはワスカラン北峰への登頂で当時の西半球最高到達記録を打ち立てた」というように、女性登山の歴史や19〜20世紀の探検史を語る文脈で登場する人物です。
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