アテンとは?
あてん
アテンとは、古代エジプトで信仰された太陽の円盤を神格化した神で、ファラオ・アクエンアテンによって唯一神として崇められました。
アテン(Aten、またはAton)は、古代エジプトで崇拝された太陽の円盤を神格化した神です。エジプト神話における太陽神としては古くからラーやアメン=ラーが主流でしたが、アテンは新王国時代第18王朝のファラオ・アメンホテプ4世(後にアクエンアテンと改名)によって特別な形で推進されました。
アクエンアテンは在位中(紀元前14世紀頃)にアテン信仰を国家の中心に据え、他の神々の神殿を閉鎖し、アテンのみを崇拝するよう促す宗教改革を行いました。これは古代世界における最初期の一神教的宗教運動のひとつとして、歴史的・宗教史的に非常に注目されています。新都アマルナを建設し、アテンを王家の守護神として芸術にも独特の様式を生み出しました。
アテン信仰の特徴と意義は次のとおりです。
- 太陽の円盤(ディスク)と放射する光線で描かれる独特の図像
- 多神教世界における一神教的改革という稀有な歴史的事例
- アクエンアテンの死後、信仰は衰退しアメン復権が起きた宗教的反動
- 旧約聖書のモーセとの関連性を指摘する学説も存在
アクエンアテンの死後、アテン信仰は廃止されツタンカーメンらによって旧来の多神教が復活しましたが、アテンとその時代の芸術・文化は現代においても研究者から高い関心を集めています。
使い方・例文
エジプト学の授業や古代宗教史の研究で、一神教の先駆けとして「アテン」が取り上げられることがあります。また映画やゲームのエジプトファンタジーにも登場します。
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