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アタナシウス・キルヒャーとは?

あたなしうすきるひゃー

タナシウス・キルヒャーは、17世紀に活躍したドイツ出身のイエズス会士・学者で、エジプト学・音響学・地質学など多分野を横断した「最後の博学者」と称されます。

タナシウス・キルヒャー(Athanasius Kircher、1602〜1680年)は、ドイツ・ゲイゼン出身のイエズス会士・自然哲学者で、17世紀を代表する百科全書的知識人です。ローマのコレジオ・ロマーノ(現グレゴリアン大学)を拠点に活動しました。

キルヒャーの関心は驚くほど広範にわたります。主な研究・著作分野として以下が挙げられます。

  • エジプト学:ロゼッタ・ストーン解読以前にヒエログリフの解読を試みた(解釈は誤りが多かったが先駆的)
  • 音響学:マジック・ランタン(幻灯機)の原型を設計し、音の性質を研究
  • 地質学・火山学:エトナ山やストロンボリ島の火口に降りて調査
  • 天文学・磁気学・生物学にも著述を残す

当時の最先端の知識を集大成した著作群は多くの読者を得ましたが、科学革命が進むにつれてその自然哲学的・神秘主義的な傾向が批判されるようにもなりました。しかし近年は再評価が進み、学際的知識人・初期博物館文化の担い手として注目されています。

彼が収集した標本・器具・美術品はローマの博物館に収められ、近代博物館の先駆けとも言われています。

使い方・例文

「アタナシウス・キルヒャーは、西洋科学史を学ぶ際に『17世紀の万能の天才』として紹介される人物だ」という文脈で登場します。

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