アスガル・ファルハディとは?
あすがるふぁるはでぃ
アスガル・ファルハディとは、イラン出身の映画監督で、人間関係の複雑な道徳的葛藤を描く作風でアカデミー賞を複数回受賞した世界的巨匠です。
アスガル・ファルハディ(Asghar Farhadi)は、1972年5月7日にイランのイスファハンで生まれた映画監督・脚本家です。テヘラン大学で舞台芸術を学んだ後、テレビドラマや短編映画を経て長編映画監督としてのキャリアをスタートさせました。
ファルハディ作品の最大の特徴は、登場人物の誰もが正しさと間違いを同時に抱えるという複雑な道徳構造にあります。社会的な規範や家族の秘密、階級や宗教といったイランの文脈を普遍的な人間ドラマへと昇華させ、世界中の観客の共感を呼んでいます。
主な作品とその評価は以下のとおりです。
- 『別離』(2011年)— アカデミー賞外国語映画賞受賞・ベルリン国際映画祭金熊賞受賞
- 『ある過去の行方』(2013年)— カンヌ国際映画祭女優賞受賞
- 『セールスマン』(2016年)— アカデミー賞外国語映画賞受賞
- 『英雄の証明』(2021年)— カンヌ国際映画祭グランプリ受賞
アカデミー賞外国語映画賞を2度受賞した実績を持ち、イラン映画を世界の映画祭の中心に押し上げた功績は計り知れません。政治的に制約の多い環境下でも妥協せず作品を作り続ける姿勢も高く評価されています。
使い方・例文
映画評論で「ファルハディの作品を観ると、誰が正しいのか最後まで判断できない」と語られる場面によく登場します。
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