本文へスキップ

アシュルバニパルとは?

あしゅるばにぱる

アシュルバニパルとは、古代アッシリア帝国の全盛期を治めた王で、世界最古の図書館のひとつを整備したことでも知られる歴史上の君主です。

アシュルバニパル(紀元前685年頃〜紀元前631年頃)は、古代メソポタミアのアッシリア帝国最後の大王とされる人物です。紀元前668年頃から約30年以上にわたって帝国を統治し、その版図はエジプトからイランかけての広大な領域に及びました。

軍事面では、手強い反乱を鎮圧し帝国の統一を維持しましたが、彼が特に歴史に名を刻んでいるのは文化・知的活動への貢献です。都ニネヴェに設けた「アシュルバニパルの図書館」は、楔形文字で記された数万枚の粘土板を集めた古代世界最大の図書館のひとつであり、「ギルガメシュ叙事詩」の重要な写本もここから発見されています。

彼自身が読み書きに堪能で、学問を深く愛していたとされます。当時の近東全域から写本を集積した姿勢は、古代における知識の保存と普及という観点から現代でも高く評価されています。

彼の死後、アッシリア帝国は急速に衰退し紀元前612年にニネヴェは陥落します。巨大な帝国の最盛期と崩壊を体現した王として、古代オリエント史の中心的人物のひとりに位置づけられています。

使い方・例文

「アシュルバニパルの名は、ギルガメシュ叙事詩の保存者として、また古代図書館の象徴として、世界史や文明史の講義でよく引用されます。」

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語