アクアレルとは?
あくあれる
アクアレルとは、水で溶いた顔料で描く水彩画のことで、特にヨーロッパ圏での呼び名です。
アクアレル(aquarelle)は、水彩画を意味するフランス語・ドイツ語由来の言葉で、水を溶媒として顔料を薄め、紙などの支持体に透明感のある色彩を重ねて描く絵画技法、およびその作品を指します。英語の「ウォーターカラー(watercolour)」と同じ技法を指しますが、アクアレルという語はヨーロッパの芸術的・文化的文脈でより頻繁に使われます。
アクアレルの基本的な特徴は、水の量によって色の濃淡や透明度を自在にコントロールできる点にあります。紙の白さを生かして光を表現したり、色を重ねてグラデーションを作ったりすることが可能です。主な技法として「ウェット・オン・ウェット」(濡れた紙の上に濡れた絵の具を乗せ滲ませる)と「ウェット・オン・ドライ」(乾いた紙にくっきり描く)があります。
歴史的にはアルブレヒト・デューラーが動植物の精密な水彩画を残したことで知られ、18〜19世紀のイギリスではジョン・コンスタブルやJ・M・W・ターナーが風景水彩画を発展させました。
現代では絵葉書・装画・スケッチのほか、ファッション画やインテリアデザインの表現にも広く使われています。乾きが速く携帯しやすい道具立てのため、野外スケッチにも適した技法です。
使い方・例文
画材店で「アクアレル絵の具」として販売されている透明水彩絵の具を使い、花や風景のスケッチをするシーンでよく登場する言葉です。
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