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アウグスト・ストリンドベリとは?

あうぐすとすとりんどべり

アウグスト・ストリンドベリは、19世紀後半から20世紀初頭に活躍したスウェーデンの劇作家・小説家で、自然主義から表現主義への移行を体現した北欧文学の巨人です。

アウグスト・ストリンドベリ(August Strindberg、1849〜1912年)は、スウェーデンストックホルムで生まれた劇作家・小説家・詩人・画家です。激動した私生活と鋭い社会批判を作品に反映させ、イプセンと並ぶ近代演劇の先駆者として世界文学史に名を残しています。

初期の代表作『令嬢ジュリー』(1888年)は自然主義演劇の傑作とされ、階級・性・権力をめぐる葛藤を一幕劇で鋭く描き出しました。登場人物の心理を詳細に描写する「序文」も演劇論として高く評価されています。

精神的危機(いわゆる「地獄の苦しみ」の時期)を経た後、ストリンドベリは表現主義的・象徴主義的な手法へと転換します。『幽霊ソナタ』(1907年)などの「室内劇」では、夢幻的で断片的な構造を用い、人間の内面世界と社会の欺瞞を描きました。これらの作品は後の表現主義演劇や不条理劇に多大な影響を与えました。

自伝的小説『赤い部屋』は社会批判の視点で注目を集め、スウェーデン文学の近代化に貢献しました。生涯に複数回の結婚・離婚を繰り返すなど波乱に富んだ人生は、その作品の激しい感情表現にも投影されています。

使い方・例文

「演劇史を学ぶ際には、ストリンドベリの『令嬢ジュリー』が自然主義演劇の代表例として必ず取り上げられます。」

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